お魚のおいしいところ
この話は現在65歳から70歳の方が
小学校1年生の頃ではないでしょうか?

昭和20年戦争が終わり
家族との生活の中の実話です。
六畳と三畳の貸家に
父母、4人子供計6人家族です

夕暮れ父が帰ってくる

「夕飯にするから みんな集まって」と母の声

姉が ちゃぶ台(テーブル)の
用意をして今夜のおかずをならべる。
でも6人家族におかずのお魚は4つ

ひろしが
「おかぁさん2つたりないよ」 と言う

すると 父は
「いいんだよ おかぁさんと
わたしはおまえたちのお魚から
一番おいしいところいただくから」

さぁきにしないで食べなさい

4人は食べ始めた。

ご馳走様と3人は
ちゃぶ台から離れていったが

ひろしだけは動かない。
どこがおいしいところなのか
父母の食べるのを見ています。

父と母は 魚の骨の間から
身をとりだしてたべています
子供の雑なたべかたで
残ったところです

おいしいところ
この言葉でいまでこそ
親の愛情であったと理解できる
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